最大同時接続20万人越えとなったオープンベータからわずか1か月で急遽リリースされたTHE FINALSですが、実際の所おもしろいのかどうか?ベータ版からどのような変化があったのか、FPSガチ勢の筆者が主観でレビューしていきます。
THE FINALSレビュー
バランスは割といい
このゲームは3つのビルドにより役割や扱う武器が異なります。
・軽(ライト)150HP
機動力に優れ、相手の意表を突くアタッカー
・中(ミドル)250HP
バランス良く何でもできるサポート
・重(ヘビー)350HP
高耐久のタンク
ОWをプレイしたことがある方はイメージしやすいと思います。
自分の主観としては、重(ヘビー)1強だと感じていますが、他のビルドも使い方次第では十分に活躍ができます。
しかしながら、そのバランスの良さ故にシンプルな銃の撃ち合いにならない場面も多いです。
銃以外の武器、近接のハンマーや火炎放射器等の特殊武器にも活躍の機会があるため、シンプルな撃ち合いを期待しているプレイヤーには不満な点はあると思います。
ベータからフルオート武器が弱体化してる?
公式の発表はありませんが、フルオートで連射する一部の銃が扱いにくくなっている印象です。
こちらが中ビルドのデフォルト武器A
※上がベータ版、下が今回のリリース版
縦の反動に大きな変化はありませんが、明らかに横の反動が増えています。
上級者の方には大きな弱体化には感じない程度ではありますし、理論値はそこまで変化してないかもしれません。しかしながら、カジュアル勢にとってはこれは痛い弱体化ではないでしょうか。
このAKМ以外のフルオート武器にも扱いづらくなったと感じた武器がいくつかありました。
但し、フルオート武器弱体化は先述した通り、近接や特殊武器の活躍にも繋がるため好みの部分も多いのですが、FPS勢やシンプルな撃ち合いを楽しみたいプレイヤーには不評になりそうな仕上がりになっていると言えそうです。
チーター対策できてないかも
ベータ版終了間際には、すでにかなりのチーターがいたのですが、製品版でもあまり変化はなさそうです。
リリース2日目には既にチーターがいました。しかも、マップの端から端までオートエイムで撃ってくるような露骨なタイプのチーターです。
このゲームはサーバーの選択肢が少なく、日本人はアジアか北アメリカの2択が現実的な選択肢になるでしょうし、サーバーを選んでチーターを避けるような事はし難いため、チーターが増えるとまともにゲームができない可能性もあります。
ソロランクは苦しい
このゲームは見た目のキャッチーさとは裏腹に、チームで賢く戦うことが非常に重要になります。
敵を倒すことが目的ではなく、あくまでも相手よりもより多くのお金を稼ぐことが目的です。
そのため、味方と連携がとれない事や、お金を稼ぐ立ち回りの部分で味方と意思疎通がとれないことが非常にストレスとなります。
それだけでなく、ランクマッチはトーナメント形式なのですが、優勝までに約1時間前後の時間が掛かります。
カジュアルに遊ぶならコインダッシュがおすすめ
コインダッシュのモードはクイックキャッシュに比べると1デスの重みも少なく、お金を運んだらすぐに移動をして、また戦闘をすることができるので、撃ち合いをカジュアルに楽しみたい人はこのモードで遊ぶことをオススメします。
今後に期待できる良作
自分の主観としてはここ2~3年でリリースされたFPSではトップクラスに面白いなと感じました。
ゲームバランスやゲームモードの変化も期待できるでしょうし、現状は武器のスキルやカスタムにも制限があるので、リリースしたとはいえベータ版に限りなく近い状態だと考えるのが妥当でしょう。
長い目で見て楽しんでいけるゲームだと思いますので、気になる方はぜひ遊んでみてください。